バトル行政書士の戦い!

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実体法と手続法

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法律には実体法と手続法というものがあります。

実体法とは民法などものごとの決まりを記したもので、手続法は実体法の理論を現実に執行する為の手続を記したものとなります。

あまり法律を知らない人は、実体法と現実のギャップをどう埋めるかの理解が不足していることが多くあります。
裁判にかったからといって理屈が現実になるものではないのです。

民法第95条に錯誤無効の条項があり、「意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。」とされています。
無効とは遡って、そもそも無かったことにするということです。
しかし、錯誤無効を主張するケースでは現実に取引や時間が経過している為、無かったことにすることは現実的には不可能です。
不動産の所有権が移転している場合は、判決書をもって不動産の登記名義を戻さなくてはならないですし、金銭であれば相手方が金銭を持っていなければ執行できません(債権やものを差し押さえることはできますが)。

実体法は大原則という位置付けで考える必要があり、四角四面にそれに当てはめようとすると無理が生じます。
何事もきっちりと収まらないのが、この世の中です。
頭の良い方達が集まって作った法律であっても、理屈と現実を完全に埋めることはできません。


バトル行政書士
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